@article{oai:ouj.repo.nii.ac.jp:00007394, author = {坂井, 素思 and Sakai, Motoshi}, journal = {放送大学研究年報, Journal of the University of the Air}, month = {Mar}, note = {なぜ人は贅沢な消費を行うのであろうか?この小論ではこの問いに答えるために,どのような贅沢であれば,それが望ましいものであると考えることができるか,というあるべき消費規準についての考察を行っている.この点を追求するために,贅沢観念のいくつかの系譜にしたがって,その変遷を辿っている.これらのなかでもとりわけ,ジンメルの流行理論と,ヴェブレンの浪費原理に注目している.これら二つの考え方のなかには,16世紀以来の趣味論の系譜のなかで培われてきた,趣味形成の議論が含まれていると解釈できる.これらの議論は,再帰的な過程を経て,社会的に妥当と考えられるようになる消費の規準を明らかにしている.このようにして,この小論では最終的に,贅沢消費の趣味論的な理解のなかに,現代の混沌とした消費社会のなかでの,あるべき妥当な消費規準を見いだそうとする試みを行っている.}, pages = {71--92}, title = {贅沢消費論 : ジンメルとヴェブレン消費理論の趣味論的解釈}, volume = {16}, year = {1999}, yomi = {サカイ, モトシ} }