@article{oai:ouj.repo.nii.ac.jp:00007469, author = {島内, 裕子 and Shimauchi, Yuko}, journal = {放送大学研究年報, Journal of the University of the Air}, month = {Mar}, note = {徒然草は、近世に入ってから多数の注釈書が書かれ、挿絵付きの本文も出版された。さらには徒然草を描いた絵巻・屏風・画帖なども制作され、数多くの絵画作品が残されている。  本稿では徒然草が、文学作品として文字を通して親しまれただけでなく、絵画に描かれたことに注目して、以下の三つの観点から考察した。  第一に、描かれた徒然草を、「徒然絵」(「徒然草絵」)と総称して、作品の形態や画家の流派、作品相互の影響関係などを概観する。第二に、徒然草の注釈書『なぐさみ草』に掲載されている挿絵が、「徒然絵」に大きな影響を与えたことを、具体例を挙げながら確認する。第三に、徒然草の一つの段のみを描いた絵巻として『つれづれ草四季画絵巻』(東北大学附属図書館蔵)を取り上げ、本文の内容がどのように絵画化されたかを詳しく考察する。  以上の考察を通して、「描かれた徒然草」の多様な世界を視野に収めることが、文学作品としての徒然草の解釈に新しい光を投げかけるものとなることを、明らかにしたい。}, pages = {132(15)--121(26)}, title = {描かれた徒然草}, volume = {22}, year = {2005}, yomi = {シマウチ, ユウコ} }