@article{oai:ouj.repo.nii.ac.jp:00007508, author = {大石, 和欣 and Oishi, Kazuyoshi}, journal = {放送大学研究年報, Journal of the Open University of Japan}, month = {Mar}, note = {本論文は英国の劇作家ハロルド・ピンターの『給仕エレベーター』(The Dumb Waiter)における「沈黙」がもつ政治的・宗教的意義について研究したものである。この劇は旧約聖書におけるアブラハムの挿話と相関性を持っている。しかし、登場人物の一人ガスがもう一方のべンによって最終的に生け贄にされてしまう点でむしろパロディーに近い悲劇となっている。その点でボブ・ディランの「ハイウェイ61再訪」('Highway 61 Revisited')に登場する神に近い。ホロコーストを含めた第2次世界大戦の悲劇的歴史の後に訪れる神の沈黙の引喩でもある。「不条理」な沈黙がピンターの『給仕エレベーター』を支配している。}, pages = {109--116}, title = {沈黙したアブラハムの神 : ハロルド・ピンターの『給仕エレベーター』}, volume = {25}, year = {2008}, yomi = {オオイシ, カズヨシ} }