@article{oai:ouj.repo.nii.ac.jp:00008048, author = {佐藤, 仁美 and Satoh, Hitomi}, journal = {放送大学研究年報, Journal of the Open University of Japan}, month = {Mar}, note = {本研究は、様々な空間論を用いて、E. Munchの作品にアプローチする試みである。  E. Munch(1863-1944)は、80年の人生の大半を、「愛」「死」「不安」「病」に苛まれながら、そのテーマを描き続けることで自己を保ちつつ生き抜いた。この背景には、辛い家族史をベースに、多くの対人関係、時代背景が影響を及ぼしていた。  E. Munchの作品を「生きられる空間」、“der gelebte Raum”と捉え、絵とことば、治療空間、風景、描かれた空間と生活体験の視点から検討を行った結果、徳田(2009)がE. Munchは「自分自身に心理療法を行っていた」ことが、彼の芸術活動すべてを通して検証された。E. Munchは負の部分と真っ向から向き合い、その一部始終を表現し続けようとする真の「魂の画家」であったということができる。彼にとって、「生きられる空間」(Åsgårdstrand)と出会えたことが大きかったと思われる。Åsgårdstrandは、多くの作品に描かれていることからも、この地が彼にとっての安らぎの場、大切な空間であったともいえる。}, pages = {17--26}, title = {E. Munchの愛した空間~愛と苦悩~}, volume = {31}, year = {2014}, yomi = {サトウ, ヒトミ} }