@article{oai:ouj.repo.nii.ac.jp:00008351, author = {佐藤, 仁美 and Sato, Hitomi}, journal = {放送大学研究年報 = Journal of The Open University of Japan}, month = {Mar}, note = {40020473064, 本研究は、芸術療法におけるクライエントの表現の意味を探ろうとするものである。特に、papier collé と découpés を取り上げて論ずる。  まず、日本における“型”をとりあげ、技法の点から西洋美術への影響を捉える。次に、その影響下での20世紀西洋美術のあり方を、キュビスムや分割主義の観点から考え、マティスの gouaches découpés にアプローチする。これらの芸術的視点を、芸術療法におけるクライエントの表現に重ね合わせて検討したところ、以下が導き出された。  1.クライエントは、美術史同様に自己の改革期に実験的表現制作を試みる。  2.クライエントは、セラピー初期に色彩分割表現を用いやすい。  3.クライエントは、セラピーのある時点で、自己の再構成の出発点に、découpés を用いやすい。  4.クライエントは、分割表現と découpés を経験後、表現の場に余白が生まれ、いわゆる papier collé(collage)表現になっていく。  総じて、découpés は、クライエントの自己の再構成という大事な時期に用いられることが見出された。}, pages = {15--23}, title = {かたちづくることの意味 : 芸術療法における papier collé と découpés}, volume = {32}, year = {2015}, yomi = {サトウ, ヒトミ} }