@article{oai:ouj.repo.nii.ac.jp:00008755, author = {橋本, 鉱市 and HASHIMOTO, Koichi}, journal = {放送大学研究年報, Journal of The Open University of Japan}, month = {Mar}, note = {わが国の「教育産業」は様々な視点から相反する評価が与えられてきた。本研究の目的は、1980年代からの40年間にわたる4大全国紙(朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞各紙)の報道内容を対象とした計量テキスト分析から、そのアンビバレントな特徴と論じられ方を考察することにある。まず、各紙のオンライン記事データベースを利用し、1980年代前半から2022年6月まで、「教育産業」をキーワードとして検索してヒットした記事全文のテキストデータを作成し、フリーウェアソフトのKH coderを利用して分析を行った。共起ネットワーク(40年間の報道内容から大きく5つの語群(テーマ)が抽出)、対応分析(これまでの報道内容としては、学校教育と学習塾、大学受験予備校など教育の視点からと、企業・事業の経営など経済的視点からの報道に大別)、トピックモデル分析(5つのトピックが抽出され、朝日新聞では大学受験予備校、読売新聞では民間業者と学校との関係、毎日新聞では学習塾、日経新聞では情報やサービス産業・企業の市場・経済成長などが、それぞれメインに報道)などを行った。さらに、経年的な変化からみると、2000年代以前は学校教育や家庭・社会との関連での報道(朝日、読売、毎日各紙)と、産業・企業などの経営・経済的な視点からの報道(日経)にスプリットしていたが、特に2020年代に入ってから は、各紙いずれもが経済的な視点を強め、市場主義的な文脈での取り上げられ方が趨勢となっていることなどがわかった。今後、さらに政策議論やSNSなどの新しいメディア媒体を対象とした考察が期待される。}, pages = {53--58}, title = {「教育産業」はどう論じられてきたか ─4大全国紙の報道内容の計量テキスト分析─}, volume = {40}, year = {2023}, yomi = {ハシモト, コウイチ} }