@article{oai:ouj.repo.nii.ac.jp:00008757, author = {櫻井, 直輝 and 阿内, 春生 and SAKURAI, Naoki and AUCHI, Haruo}, journal = {放送大学研究年報, Journal of The Open University of Japan}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、イギリス・オーストラリア・ニュージーランドの学校管理職スタンダードを参照し、計量テキスト分析を通じて、それがどのような言葉によって構築されているのか、スタンダードに共通する構成要素とは何かを明らかにすることである。分析の結果、明らかとなった点は以下の通りである。第一に、3カ国のスタンダードを記述する語については複数の国間に類似性が見られ、3カ国で共通に見られる語とその共起語からは「児童生徒の学習」と「校長の専門性・専門職性」に関わる記述があることが確認できた。また、特徴語の分析からスタンダードの扱う範囲、内容あるいは国の歴史や社会的背景の違いを反映していることが確認できた。第二に、階層的クラスター分析の結果を用いて23のコードを作成したところ、3カ国いずれにも出現するコードは18種類であった。この18のコードを用いてネットワーク分析を行ったところ、4つの要素、すなわち①「児童生徒の学習」②「校長の経営者としての役割」③「学校の方向性や外部コミュニティとの関係」④「児童福祉的な視点」が確認された。また、中心性の分析からこれらのうち最も重要な位置を占める要素は「児童生徒の学習」に関わる要素であり、関連して経営的要素や外部との関係も重要であることが示唆された。学校管理職スタンダードは「児童生徒の学習」に関わる要素を中核に構成されており、特に学力の向上や効果的な教授・学習を保証することが重視されていた。また、それに付随して経営者として教職員の管理・支援(人材育成)やリソースの管理を行うことや、地域・家庭とパートナーシップを築くことなどが求められている。この結果は、国に依らず学校管理職に普遍的に求められる資質・能力、あるいは「役割期待」が存在することを示唆している。}, pages = {59--69}, title = {学校管理職の資質能力はどのような語で記述されているのか?: 計量テキスト分析による国際比較}, volume = {40}, year = {2023}, yomi = {サクライ, ナオキ and アウチ, ハルオ} }